その他

「させていただく」の使い方間違ってない!?正しい敬語の使い方を学ぼう

2021年3月22日

あなたは普段使ってる敬語に自信はありますか?

先日、私のメールの文面を見た先輩にある表現を指摘されました。

 

「ご案内させていただきます」という表現は、今回の場合は使わないよ。

 

なんでもかんでも「~させていただく」を使っていた私は、

恥ずかしながら、「させていただく」という表現は使える場面が決まっているということを初めて知りました。

では、どんな場合に使用するのが正しいのでしょうか?

 

「させていただく」が使える条件・例文

 

自分側が行うことを、相手側又は第三者の許可を受けて行い、そのことで恩恵を受けるという事実や気持ちのある場合に使われます。引用;文化庁

 

「させていただく」という表現は、相手の許可とその結果恩恵を受けるのかという2点が条件みたいだね。
じゃあ、実際に使えるのはどんな場面だろう?
例をあげてみていきましょう

 

・あなたの資料のコピーをとらせていただけますか?

・明日の会議スケジュールを変更させていただきます。

→この場合は、相手の許可を受けた時や許可を受けたいときに使っているので正しい使い方ですね。

 

 

・部長を務めさせていただいています。

・会計担当をさせていただいてます。

→役職を述べる場合は、相手に許可を得る必要がないため不適切ですね。

 

・発表させていただきます。

・ご説明させていただきます。

会社や学校でのプレゼン発表は、一般的に誰かの許可を必要とするわけでないのでこの場合もふさわしくないようです。ただし、相手から許可があった場合はOKです。

同様に、説明するのに相手から許可があったわけでもなく、また許可が必要でもない場合は、回りくどく感じます。ただし、許可があった場合はOKです。

 

 

「させていただく」の言いかえは?

「させていただく」という表現ができない場合はどうしたらよいのだろう?

「させていただく」を使用するのが適切でない場合は、「いたします」を使いましょう。

例えば、「発表させていただきます」であれば、「発表いたします」、「説明させていただきます」であれば、「説明いたします」と言い換えれます。

 

「させていただく」を使うときの注意点

 

二重敬語

「拝見させていただく」という表現は正しいでしょうか?

 

まず、「させていただく」は、謙譲語です。

「拝見する」などの謙譲の意味を持つ動詞のあとに「させていただく」というと、二重敬語となってしまうので不適切な表現になってしまいます。

正しくは「拝見しました」ですので注意しましょう!

二重敬語は、つい丁寧にしようとして使ってしまいがちですが、まわりくどい表現になってしまうので気をつけましょうね。

 

 

「いただく」と「頂く」は意味が異なる

「させていただく」は「させて頂く」と書かないように気をつけましょう。

「いただく」を「頂く」と漢字で書く場合は、「プレゼントを頂いた」「食事を頂いた」など、「もらう」「食べる」「飲む」といった意味の謙譲語として使う場合です。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日本語って本当に難しいですね…
普段使い慣れている表現ですが、場合によっては失礼なるので、過剰に使いすぎないように注意しましょうね。

-その他

© 2024 発酵食品で健康な暮らしに